薪ストーブ選び

構造計算にストーブの重量を反映させるため、ストーブの機種と煙突や炉台の工事内容を決めることになり、近くのストーブ屋さんを訪ねて相談してきた。

 

ストーブショップを訪ねてみると、もう寒さは和らいでいるけれど、嬉しいことにショールームに展示されているストーブがまだ燃えていた。これまでにもいろいろなストーブショップを訪ねてストーブが燃える様は見てきているけど、炎がゆらゆらと揺れる様子は何度眺めてもやはりいいなぁ。

 

ショップに行く前に候補の機種をあらかた決めておいたので、相談はスムーズに進み、バーモントキャスティング社のアンコールに決めた。暖房能力がかなり高い機種なので、高断熱高機密ではない我が家でも、ぬくぬく暖めてくれるだろう。炉台や煙突についても、家の図面を見ながらおよその内容を固めた。期待が膨らむ。

 

ここでタイミング良く、国土交通省から告示が出されて、薪ストーブを入れる場合の内装仕上げ規制が緩和された。これまでは薪ストーブは裸火扱いとされていたので、壁や天井の仕上げに不燃材料を用いなければならず、真壁づくりで構造材を現しにしたり、天井を無垢材のままで仕上げることはできなかった。

 

しかし今回の告示が出されたことで、ストーブから一定距離以上の部分は不燃材料仕上げが不要になった。我が家の場合、炉台を大きくすることで対応できるので、伝統構法の良さである無垢材の現し仕上げが可能になった。いやーよかった。

 

しかしここで疑問が。雑誌などで紹介されている薪ストーブのお宅は、告示が出される前にストーブを入れているはずなのに、丸太がむき出しのログハウスだったり、特段不燃材料仕上げになっていない。これでは新築の竣工検査にひっかかるハズ。検査の後でストーブを入れたのかな?それとも、何かうまいやり方があるのかな?