差し鴨居の迫力に感動

さしがもいの材料
さしがもいの材料

山口棟梁の作業場を訪問し、刻み加工の済んだ木材を見せてもらった。いずれ我が家の梁や柱となる木材が所狭しと積んであり、大興奮。とりわけ目を引いたのは、居間の開口部に渡す高さ1尺3寸の差し鴨居。これが居間を囲む8寸角の大黒柱と7寸角の小大黒の間に3辺組み込まれる。なかなか壮観だろうなぁ。

 

木材はまだバラバラの状態なので、仕口や継手の加工が良くわかる。こうした複雑な加工がそれぞれの材に施されるのだから、その手間は大変だ。これを山口棟梁はひとりでやるのだ。体力づくりのためなのか、作業場の片隅にでっかいダンベルを発見。

 

ひとしきり木材を眺めて写真を撮っていると、作業場に居着いている野良猫がやってきて、差し鴨居の上に跳び乗った。山口棟梁がコラコラと言って外へ連れ出したけど、すぐまた入ってくるんだろうな。我が家の大事な柱や梁でツメ研ぎしないでくれよ。

 

それにしても、まだ適合判定を出せないでいる。ようやく受け付けてくれる機関が見つかって、事前協議が順調に進んできたのに、判定機関から仕口の強度を個別に計算して出せという注文が付いたらしく、井田さんが対応に追われている。なんでそこまでしなきゃいけないの?山口棟梁も仕事が進められないので相当いらだっている様子。これっていじめだな、まったく。