土地を購入

賃貸住まいは気楽でよいけれど、やはり気兼ねなく住める我が家を構えたい。高尾山のほど近くで5年間暮らし、コ田舎暮らしが性に合うと実感していたので、我らの拠点は郊外に据えるということで意見が一致。

 

都心への遠距離通勤を考えると、座って行ける始発駅は外せない。2時間以内で通えて、ほどほどの田舎。土地の相場もほどほどが望ましい。東京から扇状に各沿線の始発駅を検討した結果、ひろさんの実家に近い、埼玉県内の某私鉄の始発駅に狙いを定めた。

 

それからは地元の不動産屋さんに足を運ぶことたびたび。週末の度に物件をあれこれ物色し、数ヶ月過ぎたある日、ようやく好条件の土地が出た。駅近でそこそこ広く、価格も手頃な市街化調整区域の元農地。ツバメが飛んでキジが散歩するのどかな環境。もともとは畑地だったものが、休耕地になって売りに出されたものらしい。

 

調べてみると、開発許可を取得すれば住宅を建てられることが判明。ここなら都心通勤でもコ田舎暮らしができるぞということで、購入を決心。さあ、家づくりのスタートだ。