木は縮む

暑い日が続き、この頃は湿度も下がってカラリとしてきたので、木材の乾燥が進んでいる。屋根に瓦が乗って、ぐっと重くなったけれど、木材が縮んでいるので、基礎と柱・束の間に少し隙間が空いてきた。そこで、全体のレベルを合わせるために、鉛の板を挟んで安定させる。

 

わずかな隙間にどうやって鉛の板を入れるのか?実は、一度ジャッキアップして、隙間を広げてから挟んでいる。鉛の板は柱や束と接着して固定しているけれど、基礎とは固定しない。足の裏に草履を貼付けたような具合だ。写真は御影石の上の柱のものだが、コンクリ基礎に柱が直接のっている部分も同様にしてある。鉛の板を挟むことで、高さが揃うだけでなく、コンクリートから上がってくる湿気もシャットアウトできる。たった数ミリだけれど、いろいろ意味があるのだ。